こんにちは みぃです。
今回はこちらの疑問にお答えします。
英語力に関して、翻訳者に求められるレベルはある程度決まっています。
さらに、実は英語力と同じくらいか、それ以上に重要な必須スキルもあります。
この記事では、在宅翻訳者が身につけておきたい英語力のレベルとその他のスキルを紹介します。
そんなにムチャなものではないので、「それなら私も翻訳に挑戦してみようかな」と思ってもらえるはずです。
本記事の内容
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在宅翻訳者に必要な英語力は?
TOEIC800点以上のレベル
しかし、これは採用基準としての目安です。
翻訳者ディレクトリで、翻訳求人情報を「TOEIC」でキーワード検索してみましょう。

【検索結果の一例】

応募資格として、TOEIC800~900点という基準を掲げているところが多いようですね。
というわけで、職種や翻訳分野にもよりますが、必要な英語力の目安としてTOEIC800点と考えてよいでしょう。
リーディング力が最重要
英語力(リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング)の中で最も必要になるスキルが、リーディングスキルです。
単に英語が読めるだけでなく、読んで正しく理解する力が求められます。
たとえば、TOEICやTOEFLの長文読解をすらすらと解くことができますか?
「あれ?選択肢のどれにもピンとこない…」という経験をしたことはないでしょうか。
これは、読んだだけで理解できていない証拠です。
もちろん翻訳の仕事では辞書も使えますし、時間をかけて読み直すこともできます。ただ、翻訳業務はスピード勝負でもあるので、読解力は必須のスキルです。
会話力は不要
在宅翻訳者に英会話力は求められません。基本的には、会話力がなくても心配無用です。

在宅翻訳者に必要なスキル①:専門性

専門性とは自分が売りにできるもの
翻訳者は、「この分野なら任せて」といえるものがあるのが一番強いですね。
たとえば、学校で専攻していた分野、会社で携わっていた業務から習得した知識は重宝します。法律、経済、金融、医学、機械、IT、マーケティング、ファッションなど。
また、音楽やゲーム、映画などの趣味でも、ひとより飛びぬけて詳しいならば得意分野として役立ちます。
専門分野 >= 英語力
ある分野に精通している場合、それが希少な分野であればあるほど翻訳業界では価値が高くなります。その分野の知識があれば、多少英語力が低くても採用可というケースも見られます。
というのは、英語は辞書を引けば意味が分かりますが、専門用語はその分野の知識や経験ないと分からないことも多いためです。


専門分野がなければリサーチ力でカバー
専門分野がなくてもリサーチ力で挽回できます。
ただし、めちゃくちゃ大変。ここは覚悟しておいてください。
ほぼゼロベースからその分野の用語や知識を調べるのは、闇の中で出口を探すようなもの。たった1文を訳すのに、何十分あるいは何時間を費やすこともあります。
大変な反面、イイことが2つあります
- しっくりくる答えが見つかるまで鬼リサーチするため、確実にリサーチスキルが向上する
- 気づいたら専門知識が身に付いている
一石二鳥ですね。
在宅翻訳者に必要なスキル②:日本語力

基本的な日本語力がないと恥ずかしい
ら抜き言葉に注意
これは、うっかりすると間違いやすいです。
- 見れる ⇒ 見られる
- 食べれる ⇒ 食べられる
「全然大丈夫」はアリ?
この表現を翻訳文で使うかどうかは、翻訳のジャンルや内容によって判断しましょう。たとえば、若者のしゃべり言葉を訳す場合などであれば使えるかもしれません。

言葉は、時と場所を考えて使わなければいけませんね。
日本語の語彙力も必須
1つの英単語に対して、訳語に幅をもたせると質の良い訳文に仕上がります。
help A to B の訳語をいくつ思いつきますか?
- AがBするのを助ける
- AがBするのに役立つ
- AがBする効果がある
- AがBする働きをもつ
- AがBするための一端を担う
- AがBしやすくなる
ついつい使い慣れた言葉を使ってしまいがちですが、できあがった訳文が単調な仕上がりになります。ほかに言い換えができないか類語を調べてみる癖をつけておくとよいですね。
まとめ
記事で紹介した、在宅翻訳者に必要なスキルをまとめます。
- TOEIC800点(採用基準としての目安)
- 専門性(ない場合はリサーチ力でカバー)
- 日本語力
ちなみに私自身は…
TOEIC865点
専門性なし
日本語ネイティブ
今欠けているものがあっても学習や訓練で挽回できるので、翻訳に興味があればあきらめずに挑戦していきましょう!
今回は以上です。
実際どれくらいの英語力が必要なの?