ご無沙汰しています。
2020年2月から始めたこのブログ、気が付いたら1年以上が経過していました。
ブログを開設したのは、在宅翻訳の仕事の実体験をシェアしようと思ったのがきっかけです。英語好きには楽しい反面、理想と現実がかけ離れているので、翻訳者を目指す人に現実を伝えられればいいなと思いました。
さて今回は、翻訳の仕事を受ける以前まで時間をさかのぼり、私が「なぜ翻訳をしようと思ったのか」を振り返ってみようと思います。
人が行動を起こすときには、なんらかの動機がありますよね。では、私が翻訳をしようと思った理由はなんだったのでしょうか。
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私が翻訳をしようと思った理由
みなさんは、人生の仕切り直しをしたことはありますか?
私が翻訳者になることを目指して挑戦し始めたのは、30代半ばに仕切り直しのタイミングを迎えたときでした。自分の存在を踏みにじられるような大事件が起こり、自分の人生を思い返す日々が続いていました。
そう感じ、英語を生かした手に職は?と考えた結果が翻訳でした。そこから翻訳者になるために動き出し、今に至ります。
というわけで、私が翻訳をしようと思った理由は、
翻訳者になるまでの道のり
翻訳者になろうと考えてから、実際に翻訳のお仕事を始めるまでの流れはこんな感じでした。
- 映像翻訳者になるためにスクールに通う
- トライアルを受験。不合格が続くが某翻訳会社のトライアルに合格し、登録翻訳者になる
- 映像翻訳の仕事が回ってこず、実務翻訳にも目を向け始める
- とある実務翻訳プロジェクトのトライアルに合格し、翻訳者としての一歩を踏み出す
①~④にかかった時間は、1年半くらいです。
1年半という時間は早いのか遅いのか分かりませんが、結果的に翻訳者になるという夢を叶えることができました。
たとえば④のプロジェクトは「急募、未経験OK」という条件で掲載されていて、さらに「都内で数日間の研修を受けられる人」という制限もありました。そのころ勤務していた職場は有給がとりやすかったので体は空くし、急募なら新参者も入り込みやすいはずだし、私にぴったりの求人でした。やっときた~!という感じ。まさに、タイミングと運が味方した瞬間です。
個人的にはあきらめが悪い性格でもあるのですが、自分に運が回ってくるまで粘り強くタイミングを待つのも夢を叶えるための重要なポイントかなと思っています。
翻訳の仕事はどうやって探したらいいの?という人は、こちらの記事がおすすめ。
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実際に翻訳者になってみてどうだったか
実際に翻訳者になってみて思うのは、冒頭にも書いたとおり、理想と現実の乖離が大きい!ということです。
このあたりのことは以前の記事に書いていますので、興味があればのぞいてみてください。
翻訳者として仕事を始めてから、もうすぐ3年が経とうとしています。翻訳は薄給なので、これだけで食べていくのは相当きついです。事実、私はそれに根を上げて勤め人に戻りました。そして、経済的安定は心の安定だと再認識。
ただ、以前取引のあった翻訳会社から今も時々仕事の打診が入ってきます。魅力的な仕事だったりすると、「やってみたいなー」と後ろ髪引かれながらお断りする状況。もし実家が資産家でとか、一生働かなくていいような貯金があるとか、次元の異なる状況であれば引き受けているはず。(←そんな状況になったことがないから分からないけど)
私はフリーランス翻訳者を専業では続けられなかったけど、このような安心材料も手に入れたうえで細々と翻訳を続けられており、とても幸せに思います。副業や複業が当たり前の世の中がやってくるとも思っているので、これからも経験を積んで行く予定です。
あと、ごく普通の私ですが、なにかの機会に「翻訳してます」と言えるのは、特別感があってちょっと気持ちがいいです。笑
翻訳に興味がある人へのメッセージ
少しでも興味があれば、翻訳って専門的だし自分にはムリだな、、、とあきらめず、挑戦してみてほしいです。
少し前に翻訳者仲間と連絡をとったとき、某翻訳者ネットワークの会報について「あれ見ると翻訳って専門的すぎて小難しくて、一生翻訳者になんかなれないって思っちゃう。自信喪失しそうだからパタンと閉じてスルーだよね」という話になりました。
現役の翻訳者でもそんなもんです。だから気負う必要はないんです。
あなたがこれらに当てはまるなら、挑戦を止めない限り、いつかチャンスが回ってきます。
とにかく根気強く続けてみてください…!