3つのポイントで在宅翻訳者の試験「トライアル」を知ろう

在宅翻訳

 

在宅で翻訳がしたいけど、みんなどうやって仕事を始めているのだろうと不思議ではありませんか?

一般的に、翻訳の仕事を得るには、まず翻訳会社に登録する必要があります。

なぜなら、翻訳会社を通して仕事を得ることがほとんどだからです。

この記事では、トライアルの詳細や、実態、その後の状況なども紹介します。

記事を読み終えたら、トライアルを経て仕事につながる道がイメージできるはずです。

 

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翻訳トライアルとは?

 

在宅翻訳に興味があれば、「トライアル」というテストがあるのを知っているひとも多いでしょう。

トライアル = 翻訳者としての入学試験

のようなものです。

 

トライアルに合格しなければならない理由は、

翻訳会社に登録できない = 仕事にありつけない

からです。

 

また、トライアルの合格率は一般的に10%以下とも言われています。

そのため、トライアルに合格すると自信になります。さらに、翻訳者としてのアピールポイントにもなります。

 

ここ記事では産業翻訳のトライアルについて、次の3つのポイントに絞って実体験を交えながら紹介していきます。

  1. トライアルの受験資格
  2. トライアルの内容
  3. トライアル受験後

 

①トライアルの受験資格

トライアルを受験するには、在宅で翻訳がしたい!未経験の私が行った仕事探しの方法 でも触れたように、書類選考を通過しなければなりません。

書類の審査に通過すると、応募から1~2日ほどでトライアル受験についての案内メールが送られてきます。

 

トライアルは、その会社があなたを翻訳者として登録するかどうか(あるいはすでに実施が決まっているプロジェクトへの参加に応募した場合は、その合否)を判断する試験です。

入試のようなものなので、無償で受験するケースがほとんどです。

 

まれに有償のトライアルもあります

経験上では、外国の翻訳会社のトライアルが有償(不合格になったとしても払われる)のケースがありました。

お金が発生するとなると、俄然やる気が湧いたのは言うまでもありません^^

 

②トライアルの内容

トライアルでは、与えられた訳文を実際に翻訳、校正します。

 

翻訳量

ボリュームは翻訳会社によって様々です。例えば、

  • 数行の文章 × 複数個
  • A4 1枚 ~ 数枚 の文章
  • 翻訳 + 校正(仕事内容に翻訳と校正が含まれる場合)

 

というボリュームとなります。

 

提出期限

上述の量を、1週間 ~ 1か月くらいの期間内に提出します。

締め切りは翻訳会社によって異なります。

 

感覚的には、1週間で提出するのは結構ハードです。

特に、他に仕事をしている場合は、トライアルに集中できる時間を捻出しなければなりません。

すでに在宅の仕事をしている場合は、無償のトライアルのために、有償の仕事の時間を削るというもどかしい状況になります。

 

また、ある翻訳会社に登録していても、プロジェクトごとにトライアルを受ける場合があります。

これは、各プロジェクトのクライアントは異なるため、それぞれのクライアントがOKを出した翻訳者のみがプロジェクトに参加できるというシステムになっているからです。

(プロジェクトマネージャーの判断で、まれにトライアルを受けずにプロジェクトメンバーになれたこともありました)

 

翻訳業は1度の入社試験しかない会社員などに比べ、何度も実力が試される厳しい世界だといえるでしょう。

 

難しい点

翻訳会社から課されるトライアルには、非常に不親切な点があります

例えば多くの場合、

  • 翻訳ルール(特に表記)が多く、ややこしい
  • トライアルに関する質問は一切受け付けてもらえない
  • 不合格の理由、採点基準などは開示されない

 

特に、翻訳ルールについては、実際の仕事で使用するような膨大な資料がそのまま送られてきて、実はトライアルでは一部しか関係なかったということもありました。

その見極めも個人の判断にかかっています。

 

余談ですが、機械翻訳(MTPE: Machine Translation Post Editing)のトライアルを数回受けたことがあります。

Google翻訳で出てくるような、少しおかしい訳を正しい日本語に直すという試験です。

校正の入力方法について指示がなく、やり方が不明なまま数時間~数日を費やし、不合格でした。

後日、某翻訳学校で「MTPEトライアル対策」というようなセミナーが開催されているのを見て、なんとなく脱力したのを覚えています。セミナーが必要なレベルのものだったのか、と!

 

不合格でも、せめて何が悪かったのかが知りたいですね。そうすれば次につなげられるのに

 

③トライアル受験後

トライアルが終了したら、翻訳を保存したファイルをメールに添付して提出します。

合否判定は1週間 ~ 1か月程度でメールで通知されます。

翻訳会社によっては、担当者の手の空いた時間に判定するため、そのタイミング次第になるという話も聞いたことがあります。

いずれにしろ、ひたすら待つのみ

 

1度、2カ月待っても通知が届かずこちらから連絡したこともありました。

 

合格の場合、通常次の手続きが案内されます。

  • 登録翻訳者としての契約書の取り交わし
  • 秘密保持契約の取り交わし
  • 銀行口座の登録

(プロジェクトに応募した場合は、これらに加えてプロジェクトへの参加方法。実際に仕事が開始します)

 

これらが終わると、

「依頼したい仕事が発生した際に連絡します」

と言われます。

晴れて登録翻訳者だ!とテンションが上がった私はすぐに連絡があると期待していたのですが、これは大きな間違い。(1社だけはすぐに連絡をくれました。1年以上連絡がない会社もありますよ)

ひたすら待つのです。こちらから連絡するのは、どうやら御法度です。

 

翻訳の世界で怖いのは、

翻訳会社に登録できた ≠ 仕事獲得

です。肝に銘じておいてください(どんだけ身分が低いのか…)。

 

まとめ

トライアルについて、どんなものかイメージできましたか?

在宅翻訳の仕事を始めるには、まずトライアルに合格することが必須ですが、合格したからといって仕事が保証されるわけではありません。

翻訳者になるのであれば、その点を理解し、納得しておくことが大切です。

また、1度トライアルに受からなかったとしても、異なる分野、別の翻訳会社で再挑戦して問題ありませんよ。

夢があるなら、前進するのみです!

 

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